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Last updated May/03/2004

HAMACON 2 オープニングアニメコンテスト開催概要

HAMACON 2
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♪ オープニングアニメコンテスト開催概要

開催趣旨

 日本SF大会は40年以上の歴史を持つ伝統あるイベントですが、振り返ってみれば、過去の参加者数において最大の実績をあげた大会は、1983年に大阪で開催された第22回日本SF大会DAICON IVでした。
 その開会式において上映されたオープニングアニメは、大会スタッフによる自主制作作品ながら当時の商業作品に引け劣らないクオリティで、SF関係者のみならずアニメやマンガ関係者の間にも大反響を巻き起こしました。この「DAICON IV OPENING ANIME」を作製したのが現在アニメやマンガなどで活躍されている若き日の庵野秀明、赤井孝美、山賀博之、貞本義行たち(敬称略)です。
 昨今、出版やゲームといったエンターテインメント業界が一頃に比べて元気がないことは、ファンイベントである日本SF大会の参加者数にも影響しています。しかし、これは逆に、今では第一線で活躍されている前述のような方々が一般参加者として参加されていた頃のような活気を日本SF大会に取り戻すことが、広い意味でSF的な作品を発表し続けている全てのエンターテインメント業界のさらなる発展につながる可能性を秘めていると考えることもできるでしょう。
 こうした壮大な思惑の元、第44回日本SF大会HAMACON2では、単にもう一度質の高いオープニングアニメを制作するということに留まらず、個人でも十分に質の高いアニメ作品が作れるようになった時代性を鑑み、広く作品を公募することにいたしました。

応募資格

  • SFが好きなこと
    • 上記条件に合致すればプロ、アマ、個人、団体を問いません。
    • なお、“SF”という言葉については、最大限広いイメージで考えていただいて構いません。
  • 後述の「応募規定」に同意いただけること

賞及び副賞

  • 大賞(1本/必ず選出)
    • オープニングアニメとして上映
    • 楯、賞状
    • 副賞
      • 2006年のアメリカのアニメエキスポに代表者1名をゲストとしてご招待(往復の航空運賃・イベント期間中の宿泊費込み)
      • 第44回日本SF大会参加権(代表者1名。ただし、権利譲渡可)
      • 2006年のアメリカのアニメエキスポにて企画として上映
  • 優秀賞(5〜10本/最終候補作全て)
    • 講評会で上映
    • 賞状
    • 副賞
      • 第44回日本SF大会参加権(代表者1名。ただし、権利譲渡可)
      • 2006年のアメリカのアニメエキスポにて企画として上映

審査指針・審査員

審査指針
 アニメーションフィルムとしての完成度と同時に、SF大会のオープニングアニメとして満たされるべき要素として挙げられている各テーマをいかに表現しているかを審査していただきます。
 応募資格である“SFが好きなこと”が伝わってくる作品は高く評価します。

倫理上上映に適さない作品は審査対象から除外します。


審査員
  • 石川光久氏(審査員長)
    • プロデューサー/Production I.Gと同LLC(米国)の代表取締役
       2004年に国内外で公開された『イノセンス』のプロデューサーであり、日本を代表するアニメプロデューサーの一人。
       竜の子プロで『未来警察ウラシマン』などを手がけ、86年に退社。翌年、Production I.G(当時はアイジータツノコ)を設立。
       その後、プロデューサーとしては、『機動警察パトレイバー2 the Movie』や『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』(三作品共)といったヒット作を手がけ、社長を務めるProduction I.Gは『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『人狼 JIN-ROH』『BLOOD THE LAST VAMPIRE』等で高い評価を得ている。
       国際的な起業家表彰制度であるEOY JAPAN 2003の日本代表に選出されるなど、起業家・経営者としての評価も高い。
  • 出渕 裕氏
    • メカデザイナー/イラストレーター/アニメ監督
       メカデザイナーとして『聖戦士ダンバイン』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動警察パトレイバー』『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争 』『ガサラキ』等数多くの作品に参加。『科学戦隊ダイナマン』『超電子バイオマン』『仮面ライダーアギト』等、特撮作品のキャラクターデザインも数多く手がける。
       また、独立行政法人産業技術総合研究所、川田工業株式会社、株式会社安川電機、清水建設株式会社らが共同開発した2足歩行ロボット「HRP-2」の最終成果機「PROMET」のデザインにも協力している。*愛称の「PROMET」は氏による命名。
       小説の装幀画・挿絵の代表作に『ロードス島戦記』シリーズ(水野良著)があり、エルフの描写において、以後のクリエイターに多大な影響を与える。
       TVアニメ『ラーゼフォン』で初監督を務め、その劇場版『ラーゼフォン多元変奏曲』では総監督・脚本・絵コンテを担当する。
       コミック作品に『機神幻想ルーンマスカー』がある。
  • 井上博明氏(第44回日本SF大会HAMACON2副実行委員長)
    • プロデューサー
       1980年、手塚プロダクション入社後、制作進行担当。その後、株式会社ガイナックスを設立。
       1990年に株式会社オニロ設立。現在に至るまで数々のアニメ作品のプロデューサーを務める。
       過去手がけた作品として、『SF新世紀レンズマン』『オネアミスの翼 王立宇宙軍』『トップをねらえ!』『天地無用!』シリーズ『エルハザード』シリーズ『ああ女神さまっ』劇場版『PERFECT BLUE』劇場版『猛き剣の閃記 IZUMO』等がある。
  • いのまたむつみ氏
    • イラストレーター/キャラクターデザイナー
       アニメーション制作会社勤務を経て、現在はフリーのイラストレーター。
       『幻夢戦記レダ』『ウインダリア』『プラレス3四郎』『魔境伝説アクロバンチ』『ブレンパワード』等にキャラクターデザイン、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』にシリーズキャラ原案等、『機動戦士ガンダムSEED』にデザイン協力として関わるほか、『テイルズオブディスティニー』シリーズ等、ゲームのキャラクターデザインも手がける。
       小説の装幀画・挿絵の代表作に『宇宙皇子』シリーズ(藤川桂介著)『風の大陸』シリーズ(竹河聖著)等がある。
  • 大野修一氏
    • 『月刊アニメージュ』編集長
       徳間書店入社後、雑誌『少年キャプテン』に配属、その後、雑誌『Chara』創刊編集長となる。
       マンガ編集者を12年務めた後、文芸部門に異動、徳間デュアル文庫及び雑誌『SF Japan』を創刊する。
       2002年より、雑誌『月刊アニメージュ』編集長を兼任、SFテイストに溢れた特集記事を掲載している。
  • 野田昌宏氏(第44回日本SF大会HAMACON2ゲスト・オブ・オナー)
    • SF作家/翻訳家/TVプロデューサー/日本テレワーク(株)元代表取締役 *現在は相談役
       主な著書に『銀河乞食軍団』シリーズ『SF英雄群像』『スペースオペラの書き方』等がある。
       海外スペースオペラの翻訳家としては草分け的存在であり、世界有数のパルプマガジンの収集家でもある。氏の翻訳による『キャプテン・フューチャー』シリーズ(エドモンド・ハミルトン著)の長編全20話は、現在、東京創元社から出版中。
       TVプロデューサーとしては、『ひらけ!ポンキッキ』等を手がける。
       また、映画『宇宙からのメッセージ』(1978) では原案を担当する。
  • 福井晴敏氏(第44回日本SF大会HAMACON2ゲスト・オブ・オナー)
    • 作家
       1997年、初めて応募した作品『川の深さは』が、第43回江戸川乱歩賞選考会で大きな話題になる。
       1998年、『Twelve Y. O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。
       1999年に刊行された『亡国のイージス』が 第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞、第53回日本推理作家協会賞(長篇部門)を受賞、一躍、人気作家となる。
       また、アニメ『∀ガンダム』のノベライズを手がけたり、『終戦のローレライ』が2005年春に平成『ガメラ』シリーズの樋口真嗣氏監督で『LORELEI ローレライ』として映画公開予定、さらには2005年6月公開予定の『戦国自衛隊1549』では映画原作を手がける等、SFファンにも馴染みは深い。
       2005年夏には『亡国のイージス』も映画公開予定。
  • 水野良氏(第44回日本SF大会HAMACON2ゲスト・オブ・オナー)
    • 作家/ゲームデザイナー
       グループSNE創立メンバーの一人。87年に『コンプティーク』に連載された『ロードス島戦記リプレイ』が好評を博し、小説『ロードス島戦記 灰色の魔女』で公式デビュー。
       『ロードス島戦記』シリーズがミリオンセラーとなったあとも、リプレイ連載の最長不倒記録を更新し続け、TRPGの普及に尽力する。  97年にグループSNEから独立。ゲームの代表作として『ソード・ワールドRPG』『クリスタニアRPG』等があり、『ギャラクシーエンジェル』では総監修も手がける。
       小説の代表作に『ロードス島戦記』『クリスタニア』『魔法戦士リウイ』などのシリーズがあり、ライトノベルの地位を確立する牽引役となる。近作『スターシップ・オペレーターズ』が2005年新春にアニメ化される。
審査員は、今後さらに増える可能性があります。

締め切り・発表

*応募受付は2005年4月末日を持って終了いたしました。
  • 締切り
    2005年4月末日(当日消印有効)
  • 発表
    2005年5月末
    • 第44回日本SF大会実行委員会メンバーによる一次審査終了。
    • 最終候補作として残った優秀作品については応募者に直接通知。
    • 大会公式ホームページでも発表。
  • 2005年7月16日
    • 第44回日本SF大会当日、大賞作をオープニングアニメとして上映。
    • 最終候補作を含めて講評会を大会企画として開催。
    • 大会公式ホームページでも発表。
審査員の方々は原則講評会にご参加いただく予定ですが、ご都合がつかなくなってしまった場合はビデオメッセージでコメントをいただきます。

応募規定

 セルアニメやクレイアニメといった伝統的な手法のものから、各種パソコンソフトを使ったFLASHアニメやフル3DCGまで、“アニメーション”と呼びうるものなら制作手法は問いません。
  • SF大会のオープニングアニメとして満たすべき要素
    • “SF”と“ヴェルヌが見た夢”というテーマが盛り込まれていること
    • “SF”という言葉については、最大限広いイメージで考えていただいて構いません。
    • 2005年は、『海底二万マイル』や『十五少年漂流記』を書いたジュール・ヴェルヌの没後100年に当たります。
      また、ヴェルヌの代表作のひとつ『八十日間世界一周』では、横浜も舞台になっています。
      こうしたことから、第44回日本SF大会HAMACON2は“ヴェルヌが見た夢”というテーマで開催されます。
    • “SF大会”がどういうものかについては、大会公式ホームページ(http://www.hamacon2.com/)を御覧下さい。
  • “第44回日本SF大会HAMACON2”の文字が可読性が十分ある状態で3秒以上画面内にあること。
  • 長さ
    • 約30秒〜3分
    • スタッフクレジットを入れる場合は、それも含みます。
    • 数秒単位ならこの範囲より長かったり短かったりした場合も、審査に影響しません。
      また、長いもののほうが評価が高くなるわけでもありません。
    • 審査、及び企画として上映するにあたって各作品を一つのメディアに編集することがあります。
    • 作品の先頭と最後には10秒前後の黒味(無音)部分を付けて下さい。
  • 権利処理等
    • 著作権・著作隣接権・意匠権・商標権・肖像権・その他、第三者の権利を侵害していないこと。
    • キャラクターや音楽・音声・効果音等は、オリジナルのもの、あるいはアニメ制作ソフト付属のもの等、版権がフリーであることを前提で公開されているものを使用して下さい。
      万一クレームがきた場合は、応募者自身に対処していただきます。
      なお、上記を満たしている限り、応募者の過去の作品からキャラクター等を流用しても構いません。
    • キャラクターについては、第44回日本SF大会公式パンフレットの表紙用に、いのまたむつみさんに描いていただいたイラストのキャラクター、及び、同裏表紙用に有馬啓太郎さんに描いていただいたマンガのキャラクターを使用しても構いません。
      ただしその場合、応募者が個人として作品を販売、あるいは他の作品に映像を流用したりすることはできなくなります。
  • 諸権利の帰属等
    • 著作権は応募者に帰属しますが、全ての応募作品は、作品集として、また、大賞及び優秀賞授賞作については、キャラクター等を二次利用したグッズを、第44回日本SF大会実行委員会が国内外のイベント(コミケット、日本SF大会、アニメエキスポ等)で販売させていただく可能性があります。
      応募された時点から第44回日本SF大会終了後3年間に関しては、この各商品化権と販売権を第44回日本SF大会実行委員会に許諾していただくとともに、第三者への許諾権限を委任していただきます。
    • 応募作品の作品集としての商品化権・販売権であって、個々の作品単独でのものではありません。
      よって、応募者自身が自分の作品を単独または個人作品の作品集として販売するのは構いません。
      ただし、万一それによってトラブルが発生した場合は、応募者自身に責を負っていただきます。
    • グッズの商品化と販売についても、応募者自身がグッズを制作して販売するのは構いません。
      ただし、万一それによってトラブルが発生した場合は、応募者自身に責を負っていただきます。
    • 作品中でいのまたむつみさんや有馬啓太郎さんのキャラを使った場合は、共同著作権になります。
      その場合、応募者がその作品やグッズを販売したり、あるいは他の作品に映像を流用したりすることはできなくなります。
    • 全ての応募作は、第44回日本SF大会及び2006年のアニメエキスポ等で上映する可能性があります。
      応募された時点から第44回日本SF大会終了後3年間に関しては、応募作品の上映権を第44回日本SF大会実行委員会に許諾していただきます。
    • その他、当コンテスト及び受賞作の告知、作品集の宣伝等に関わるプロモーション用途として、第三者に対して放映・上映・Webや雑誌等への掲載を許諾する権利を、応募された時点から第44回日本SF大会終了後3年間に関しては、第44回日本SF大会実行委員会に許諾していただきます。
以上の第44回日本SF大会実行委員会への権利許諾は、全て無償で行われるものとします。
なお、作品集やグッズの商品化や販売を第三者へ許諾する場合は、その条件については第44回日本SF大会実行委員会が決定権を持ちますが、有料で許諾した場合は、応募者に応分の著作権使用料をお支払いいたします。

  • 応募メディア
    • S-VHSテープ(標準録画)
      *日本国内で販売されている標準的なビデオデッキで再生できるNTSC方式のみとします。
    • DVD-Video形式のデータで記録されたDVD-ROM
      *日本国内で販売されている標準的なDVDプレイヤーで再生できるNTSC方式のみとします。
  • 1:メディアにはタイトルと制作者名を明記したラベルを貼付し、応募票と共にお送り下さい。
    ※ブラウザで閲覧される方はこちらから。PDF文書、6KByte
    ※応募票のダウンロードはこちらから。LHA圧縮型ファイル、4KByte
  • 2:一人(1団体)で複数の作品を応募することも可能ですが、1作品ごとに別の記録メディアに記録して応募して下さい。
    応募票も各作品ごとにご記入下さい。
  • 3:審査、及び企画として上映するにあたって各作品を一つのメディアに編集することがあります。
    コピープロテクト等は行わないで下さい。
  • 4:審査は同一品質の画像とみなして行いますが、優秀賞以上の作品を上映する際には、高品質の元データがある場合は、より元データに近い形で上映できるよう可能な限り配慮します。
  • 5:応募作品(メディア)は返却しません。

♪ 応募・お問い合わせ先

メールをご利用の場合 郵便をご利用の場合
info@hamacon2.com 郵便番号【180-0003】
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-18-407 今岡方
第44回日本SF大会実行委員会 事務局

*応募受付は2005年4月末日を持って終了いたしました。

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